知らないと入社してから死ぬエクセルの2つの技 コンサル編


入社前の準備期間にやることとして英会話と簿記の他にもいくつかあります。入社後の奴隷暮らしを考えるとあったほうが良いのはPCスキル特にエクセルです。エクセルぐらい触ったことはあると思いますが、おそらくエクセルの機能の20-30%程度しか使っていないでしょう。もちろん100%使い倒せるようになる必要はありませんが、この2つを知らないときっと死んでしまう技をお教えします。入社前までに最低でも触ったことがあるという状態にしておきましょう。

知らないと死ぬ技1 vlookup

コンサルタントたるもの感覚ではなく数値で定量的に物事を語らなくてはいけません。そのためにクライアントから膨大な顧客データだったり、損益データだったりエクセルの大量のデータをもらうことが多々あります。それを一定の仮説を立てて分析して数値で検証するのですが、分析の前段階としてデータ構造を整える作業が必要になります。目をを置いたくなるようなデータ構造になっていて、修正するのに苦労することもあるでしょう。

データ分析を行う前段階としてよく利用する関数がvlookupです。指定した範囲の中から検索条件にあう値を引っ張ってくる関数であり、登場回数は多いです。vlookupを使わずにフィルター機能を使ってコチョコチョ作業している人がいたら、その人の頭上には死兆星が輝いているでしょう。
関数自体の使い方はここでは省きますが、入社するまでに1回は使ってみましょう。はじめてvlookupを知った人は絶対に検索して、手を動かして使い方をマスターしてみてください。今すぐです。今すぐやらなかったら、きっと頭上に死兆星が輝きます。

ちなみにエクセルでの作業が遅くアウトプットを出すまでに時間が掛かりすぎると、「さっきお願いした分析まだ?1時間仕事なんだけど??」と恐いマネージャーが言いよってきます。

知らないと死ぬ技2 ピボットテーブル


データ分析はいろんな切り口で見ます。「顧客セグメントではどうだ?」「商品単価ではどうだ?」「4半期毎にみたらどうだ?」と切り口は無限にあります。もちろん無限にある切り口を最初から全部試すなんてことはしませんが(する人はきっと死兆星が輝いています)、仮説が一回であたって、示唆に富む分析結果が出てくることはありません。何度も繰り返した後に、答えらしきものにたどり着きます。その分析をフィルター機能で頑張ってその都度計算していたら、きっと仕事はいつまで立っても終わりません。そんな時に活躍するのがピボットテーブルです。

ピボットテーブルとはクロス集計を行う分析ツールなのですが、データ分析において登場しない事がないぐらいの大事な技です。例えるなら、街頭インタビューとネットアンケートぐらい時間効率が異なります。はじめてピボットテーブルを知った人は絶対に検索して、手を動かして使い方をマスターしてみてください。今すぐです。今すぐやらなかったら、きっと頭上に死兆星が輝きます。

まとめ:この2つだけは絶対使うからマスターしてくれ


この2つの技は、コンサルとして生きていくなら絶対にマスターしなくてはいけません。社外の第三者としてクライアントに偉そうな事を語る際には、大前研一や堀紘一や冨山和彦といった教祖的な立場に上り詰めるまでは、データ的な裏付けが必要です。そのビジネスの専門家でもない名もないコンサルタントとしては、データに基づくファクトこそが強い味方です。そんなデータを使いこなすために2つの技は必ず使えるようにしておきましょう。

これ以外にも知っておいたほうが良い技はありますが、それらは実際に必要な場面に対峙した時になんとでもなります。その都度調べてマスターすれば大丈夫です。まずはこの2つから勉強してください。

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