【社会人必修】情報収集における「ファクト」と「示唆」の話

こんにちは。

皆さんは、仕事で上司との会話の中でこんなことを言われたことはないですか?

事例1:

上司くん
上司くん
あなたがそう思うのはわかった。で、エビデンスは何?

事例2:

上司くん
上司くん
市場が伸びていることはデータでわかった。で、どうしたいの?

このようなやり取りは「事実」と「意見」のどちらかが欠けている時によく起こります。コンサルっぽく言うと「ファクト」と「示唆」ってやつです。

「事実」と「意見」は難しい話ではなく、慣れと訓練でなんとでもなる問題なので、この記事を読んで理解してください。

今回は、「事実」と「意見」(≒「ファクト」と「示唆」)の応用編として、自分の「示唆」を常に持ちましょうというテーマについて考えてみたいと思います。

「ファクト」と「示唆」からみた情報インプット術


ビジネスマンにとってニュース記事を読むことは基本動作として何の疑いも持たずに行っていることでしょう。

しかし、窓際で新聞を読んでいるだけの人と、新聞で見た記事をヒントにして新しいことを仕掛けるビジネスマンは同じことをやっているのでしょうか。

それは「ファクト」と「示唆」の観点から説明出来ます。

窓際族が新聞をいくら読んでも仕事にならない理由


新聞を大量に読み込むと様々な情報(≒ファクト)が積み上がっていきます。

毎日、会社の窓際で新聞を読み続けていたら、ものすごい物知りになるかもしれません。

しかし、データベース単体では何の価値も無いように、ファクトは使えてこそ価値があります。

しかもネット時代の現代ではファクトは検索すればすぐに辿り着けるし、ファクトの量で勝負しようとしたら人間vsインターネットという無理ゲーになり、とても人間では太刀打ち出来ません。

「ファクト」から「示唆」を出してこそ意味がある

新聞やニュースサイトで入手したファクトは、知っているだけでは意味を持ちません。

思考するための道具として一定量のファクトを溜め込むことは必要ですが、ファクトを活用して、示唆を出してこそ意味があるというものです。

情報収集と称して、新聞やネットメディアを隅々までナメるようにパトロールしても、示唆が出せないようではタイムライン警備員になっておしまいです。

そうならないためにも何かのファクトに触れたらショボくてもいいので自分なりの示唆を出しましょう。

 
ん?そんなこと言われてもわからない??
 

確かに抽象的な話だとわかりにくいから具体例を一つあげておきましょう。

フリーザに学ぶマーケティング!なぜスカウターは爆発したのか

自分の記事で恐縮ですが、ドラゴンボールのスカウターが爆発する現象(≒ファクト)から私なりに考えて示唆を導いたのでそれを記事にしました。

スカウターというのはフリーザ編で出てくる相手の戦闘力を測る機械で、強すぎる相手を計測すると何故か爆発してしまうというどう考えても設計ミスなツールがあって、、、

話が脱線してしまいました。興味ある人は参考にしてみてください。
 
 

ん??余計わからなくなった??

 
 

要は「このファクトをベースに考えるとこうなんじゃね?」と妄想しようということです。

その妄想があたっているかどうかはその次に考えることであって、まずはなんでもいいから妄想をすることこそが示唆を出すことなのです。

ある証券会社での新聞読み合わせの話


ある証券会社では、毎朝入社1-2年の若手社員ととっても恐い先輩社員との間で新聞の読み合わせを行っています。

その場では、若手社員が自分が気になった新聞記事を取り上げて、それをお題に議論をするとのことでした。

その際に、とっても恐い先輩はその記事をネタにどうやったら仕事に結びついて、自分達が儲けるかという視点で考えろと激詰めするそうです。

具体的にはこんなやりとり。
事例1:

新人くん
新人くん
XX業界がすごい成長しているという記事が印象に残りました。この業界を積極的に外交して攻めたいと思います。

積極的に攻めるって具体的にどんな切口で何を売ってうちの会社は儲けるの?
先輩くん
先輩くん
新人くん
新人くん
、、、、顧客企業に会って、話を聞いてみて顧客ニーズを、、、、
(そんなに具体的には考えてないなー、困った。)
記事読んで「そうなんだぁ」じゃなくって、どうやったら商売のネタになるのか、しっかり考えろ!
先輩くん
先輩くん

ファクトで終わっちゃったケースですね。自分なりに示唆を導けという愛のあるご指導でした。

事例2:

新人くん
新人くん
XX業界がすごい成長しているという記事が印象に残りました。

この業界は資金の回収サイトが遅いので売上が伸びれば伸びるほど運転資金は困るはずです。

銀行の運転資金枠も限界があるでしょうから、エクイティーファイナンスの提案は刺さる気がしています。

資金ニーズはあるし、銀行の運転資金枠もすでに使い切っていると思われるのは確かだ。

で、どんな商品を提案するの?
先輩くん
先輩くん
新人くん
新人くん
顧客のニーズにもよりますが、純粋なエクイティーよりもメザニン的な転換社債が受入れられるんじゃないかと考えています。
OK、今度どうだったか教えて。

では、次の人。

先輩くん
先輩くん

こちらはファクトから自分なりに考えて、示唆を導き出したケースですね。示唆が出たら、ブラッシュアップしてあとは試すだけです。

 
 

毎朝の新聞読みあわせを「パワハラまがいの嫌がらせ」と捉える人もいるのでしょうが、「ファクトから示唆を導き出す訓練」と捉えて必死に頭を回したほうが将来の大きな資産になることでしょう。

単なる嫌がらせでやっている訳ではないのです。

「ファクト」と「示唆」で見るSNS・メディア

SNSも「ファクト」と「示唆」の関係で見るといろんな景色が見えてきます。

リツイートばかりしているアカウントはファクトコレクター


SNSで回ってきた記事やサイトで面白かったり、役に立ちそうな情報をメモのためにリツイートしたり、シェアしたことがある方、たくさんいらっしゃると思います。

その中には自分のコメントは無しで、ひたすらいいねとリツイートを繰り返すアカウントもチョイチョイ見かけます。

いいねとリツイートをひたすら繰り返すアカウントは「ファクト」と「示唆」の観点で見るとファクトコレクターです。

いいねとリツイートばかりしているファクトコレクターのアカウントってフォローしたいですか?

そんなアカウントはフォローしたらタイムラインが荒らされてしまい、フォローをすぐに外したくなるはずです。

逆にツイッターで内容が面白かったり、芸能人でもないのにフォロワーが多い人はツイートの内容が「示唆」に富んでいます。

決して、いいねとリツイートを撒き散らすファクトコレクターアカウントじゃないはずです。

もし、ツイッターのフォロワーを増やしたいと思ったら、ファクトを垂れ流す行為や無言リツイートはやめましょう。

コメント付リツイートは示唆(もしくは感想)を書いてこそ、あなたのオリジナルコンテンツになります。逆に言えば、ファクトを垂れ流していたらいつまでたってもフォロワーは増えません。

SmartNewsはファクト型、NewsPicksは示唆型

Newsアプリ使ってますか?
代表的なNewsアプリと言えば、SmartNewsとかNewsPicksをイメージする方が多いでしょう。

このNewsサービスも「ファクト」と「示唆」で読み解くことが出来ます。

SmartNewsはいろんなジャンルのNewsをまとめたサービスであり、「ファクト」の集合体です。

一方で、NewsPicksはニュースを見るサイトというよりも、特定のニュースに対してそれを読んだ人がどんなことを考えたのかを見る「示唆」型のサイトです。

面白い示唆を捻り出した人にたくさんのいいねが付きます。

そう考えるとSmartNewsとNewsPicksはNewsアプリの競合に見えますが、違うサービスを提供していることがわかりますね。

まとめ:ユニークな示唆を捻り出してこそ価値がある


ネットでググれば誰でもわかるようなファクトをたくさん知っていること自体にはそれほど価値がありません。

本当に意味がある行為はそこから導き出される示唆です。

面白い示唆がひねり出せるようになるには何度も試行錯誤して訓練をする必要がありますし、センスが問われます。

ここでお伝えしたかったことは、まずはその前段であるファクトと示唆の違いを意識してくださいということです。

ファクトと示唆の違いを理解していない状態では、まともな議論は出来ませんし、恐い先輩からの「それはあなたの思い込みでしょ?」「で、So whatは?」地獄が待っています。

最初は面白い示唆は出せませんが、年月を重ねるごとに自分なりのユニークな示唆が出せるようなるはずです。

そうしたら仕事の幅も広がるし、人生が豊かなものになることでしょう!

以上「絶対に理解しておいて欲しいファクトと示唆の話」でした。

合わせて読んでほしい

資料を作った際に、「で、So whatは?」と言われることは誰しもが経験することでしょう。これも「ファクト」と「示唆」の話です。合わせて参考にしてみてください。

若手コンサルタント必見!「で、So Whatは?」と言われない為のスライド作成術
若手のコンサルタントが必ずは上司や先輩に言われるであろうセリフに「で、So Whatは?」があります。 「この資料を見た人に、何を伝えて、何をさせたいの?」という魂のようなものが無いという事です。 これを言われてしまってはコンサルタ...

「激務の心得」トップページ

コメント

タイトルとURLをコピーしました