事業会社からコンサルに転職するとおこるツラいこと2つ【中途入社は使えない?】

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「日系事業会社からコンサルに転職できたとしても仕事についていけるか不安だ…」とお考えの皆様、こんにちは。

私もコンサル中途入社組だったのでその不安・心配はよ〜くわかります。

結論から言ってしまうと十分仕事についていくことはできます。しかし事業会社からコンサルに中途入社で転職したけれど、適応できずに辞めてしまう方がいるのも事実です。

私はそんな方々を何人も見てきましたが、適応できなかった方に共通していたのはこの2点です。

  • 仕事ができる新卒組に圧倒されること
  • 求められる成果に対するプレッシャーに耐えられないこと

この2つを事前に知っていれば「ああ、これがコンサル中途入社あるあるか」と受け止めて冷静に対応できます。

ぜひ、「コンサル中途入社あるある」を理解して、不安や心配を解消しましょう。

事業会社からコンサル転職後に感じる2つの辛いポイント

中途入社で事業会社からコンサルティングファームに転職してくると、カルチャーの違いに驚かされます。

とくに仕事のスピード感、議論での論調、仕事に対する意識の違いには驚かされるでしょう。

また、入社してある程度慣れてくると、アサインされずに干されている人を実際に目の当たりにして不安な気持ちになることもあるでしょう。

さらに自分よりも年下で圧倒的に仕事ができる人を見て、自信を失うこともあるはずです。

しかし、「コンサル中途入社あるある」と事前にわかっていれば怖くありません。

若い奴に仕事で圧倒されて辛い

突然ですが、下記の2人ではどちらがコンサル会社で仕事ができるでしょうか。

  • 新卒でコンサルファームに入社して、2年経過した24歳
  • 事業会社で社会人経験を8年積んでコンサルに入社した30歳

こちらの2人ではどうでしょうか。

  • 新卒でコンサルファームに入社して、2年経過した24歳
  • 事業会社で社会人経験を4年積んで2年のMBA留学をしてコンサルに入社した28歳

答えは、両方共に前者の新卒入社で2年間働いた人です。

コンサルの仕事をするのに「2年のコンサル経験のある人」と「未経験の人」では2年の経験が勝つに決まっています。そもそも事業会社だって、「大学院卒で入社した24歳」「新卒で入社して2年経過した24歳」ではどちらができるかいうまでもなく、2年の経験がある24歳です。

ここまで来れば言いたいことはわかりますよね。

年次や年齢のこだわりはすべて捨てて、「入社」≒「新しい生命」の誕生ぐらいに考えましょう。

そう考えるとクソ生意気な新卒入社の若造はコワイ先輩であって、あなたの方が(仕事的に)若造と受け入れられそうな気がしてきませんか。

あなたが事業会社で大活躍した30歳だとしてもコンサル会社では無名の新人であり、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんです。この現実を受け止めることが出来て、素直になれた人に道は開かれるでしょう。

決して、能力的に劣っているという話ではありません。

修羅の国に来たと思って、一兵卒から出直しと思って覚悟をしてください。

求められる成果へのプレッシャーが辛い

事業会社の頃と違って、仕事に対する責任は大きくなります。

お客さんであるクライアントに対してはいうまでもありませんが、最初はチーム内での与えられた役割をやり切れるかどうかが不安でしょう。そして、その役割に対して期待される成果が伴わなかった場合を想像すると更に不安になることでしょう。

更に、自分が必死になって考えたモノを議論でコテンパンにされて、「こんだけ時間かけてコレ?」的な冷たい反応をされると悔しいのと自分の不甲斐なさでなんとも言えない気持ちになることでしょう。

コレばっかりはショートカットできる秘策がありません。議論の場でコテンパンにされながら、考えて考えて、またコテンパンにされてを繰り返すしか無いのです。

ガンダムの名シーンから拝借するとこの会話がこの現象をよく表現しています。

アムロ 「ニュータイプでも体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ」
シャア 「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ」

ロジカルシンキングは体(≒頭)を使う技です。

体を使った訓練は数年間続けてはじめて自分なりの考え方や論理展開が身についてきます。

巷にあふれる本にはロジックツリーとかMECEといった基本的な考え方は書いてありますが、本を読んで知っている状態から自分のツールとして使える状態になるには鍛錬の時間が必要です。

ドラゴンボールで例えるなら、サイヤ人編とナメック星編ぐらいの違いはあると思ってください。

そして、プレッシャーを和らげて修業を効率よく進めるのに必要なモノは、「わからないことはすぐに聞く」「出来ない時は早めにSOSを出す」といった素直な気持ちです。それが出来れば所詮訓練ですので、誰でもできるようになります。

事業会社経験がコンサル転職後に役に立つのはずっと先

逆に、事業会社での経験がコンサルではまったく活かされないかというとそうでもありません。
マネージャーのポジションになって、クライアントと直接コミュニケーションとるようになると少しずつ人間力の出番がやってきます。そして、更に出世してパートナーになって営業をする立場になるともはや人間力しか使いません。
アソシエイトとして働くうちは頭の良さと仕事の速さがすべてです。しかし、上に行けば行くほど求められるスキルは異なってきます。

賢いだけの生意気なアソシエイトはここで躓くことになります。

とは言っても、中途入社しようと考えていてこの記事を読んでいる方は、まだ考えなくていいと思います(笑)

数年間は事業会社での経験が役に立つと思わないようにしましょう。

貯金ゼロぐらいに考えてください。

まとめ:これまでの経験はすべて捨てて出直そう

事業会社からコンサルへの転職を考えていらっしゃる方は、迷ったり不安だったりする半面、コンサルの仕事が刺激的で楽しそうに見えたりすることもあるでしょう。

たしかに求められることのレベルが高かったり、期待に応えられないとアサインされなかったりといった厳しい面はあります。しかし、「自分の頭を使って深く考えたことが認められる気持ちよさ」や「立場に関係なく議論できる面白さ」といった刺激的な側面もあります。

どんなに頭脳明晰な方であっても最初は決してに思う通りにはいきません。

これまでの輝かしい経験を捨ててアンラーンし、一兵卒として謙虚に学ぼうと気持ちを切り替えることが出来さえすればなんとかなります。

後悔しないためにも、都市伝説を恐れず、ちっぽけなプライドを捨てて素直な気持ちで、ぜひチャレンジしてみてください。

行かないで後悔するなら、行って後悔した方が後の人生にはプラスに作用します。

慢性的に人不足の業界ですのでいつでもチャレンジ出来ますので、思ったら即チャレンジしてみてください。

以上「事業会社からコンサルに転職するとおこるツラいこと2つ【中途入社は使えない?】」でした。

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