会社辞めて個人のコンサルタントとして独立する方法と年収実態

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コンサルタントとしてある程度キャリアを積むと選択肢としてコンサルタントとして独立するという選択肢が得られます。

搾取の構造にうんざりして独立する人も入れば、何か他にやりたいことがあるけどキャッシュフローの為にコンサルタントとして働く人もいらっしゃいます。
今回は、コンサル会社を辞めてコンサルタントとして独立するとどうなるかについて考えていきましょう。

どのぐらい稼げるのか


コンサルタントの方はご自身のタイムチャージがいくらぐらいに設定されているかはご存知ですよね?(知らない方は相当ヤバイので今すぐ確認してください)
残念ながら独立するとそのタイムチャージと同額はもらえないでしょう。しかし、少なくともアソシエイトからマネージャー程度の単価であれば十分もらえます。会社によるピンハネはゼロです。

それがまるまる入ってくるとなると生活するには十分じゃないですか?

その上、いろんな支出はサラリーマン時代と違って、経費で落とせます。
確実に可処分所得は増えます。自由な時間も増えます。売上は不安定ですが、、、

具体的にどれぐらい稼げるかに関しては、むしろあなたがどれぐらい稼ぎたいかによります。

週2.5営業日の稼働と仮定すると2.5営業日/週×8時間×4週×タイムチャージとなると大体売上が見えますよね。

だいたい数十万円〜200万円/月ぐらいは見えて来るでしょう。

ここから、必要なモノは経費で落としたとしても今と同じような、もしくはそれ以上の生活水準になるはずです。

年収◯◯◯◯万円的な見た目の数値は下がるかもしれませんが、サラリーマンを辞めてしまった今、そんな数値にはなんの意味もありません。思いっきり経費で落として節税して、消費をしてください。

納税するよりも消費して世の中の経済を回しましょう!

営業はどうやってやるのか


収入の目線が見えてきたら、次に気になるのは仕事が本当に取れるかどうかです。
結論から言うととれます。絶対にとれます。具体的に仕事を入手するルートは下記の4つでしょう。

かつて在籍していた会社から仕事を貰う


良好な関係で退職したのであれば、もともといたファームから仕事を貰うことは十分可能です。もともといたファームからしたら知らない人に依頼するよりも安心感がありますし、人手不足のこのご時世で変動費的に使える信頼出来る外注はとてもありがたいです。

逆に、こちらもかつて所属していたファームであれば原価構造が丸見えです。

タイムチャージとそのタイムチャージの役職のレベル感もすべてわかるため、価格交渉は非常にし易いでしょう。しかもバイネームで上司やチームメンバーやプロジェクトが分かるのでアタリ・ハズレが受注前に判断出来ます。炎上プロジェクトの回避はもちろん、クソ上司も事前に断れます。

最高の環境です。

OBから仕事を貰う

かつて在籍していたファームにも既に退職して世の中で活躍しているOBの方々がたくさんいると思います。

そんなOBの方々に独立したのをキッカケに挨拶に行きましょう。そこで「何かバイトないですか?」と聞いてみてください。「暇なら手伝ってよ」と言う声があるはずです。世の中人手不足ですし、自分と共通言語を持っている人は大変歓迎されます。

実際に私もかつて一緒に働いた先輩方から仕事をもらいました。OBのネットワークは歴代の先輩方が築いて来た偉大なモノです。独立したら必ず挨拶兼ねて会いに行くことと定期的なメンテナンスは怠らないようにしてください。

自分のお客さんに仕事を貰う

以前在籍していた会社でお世話になっていたお客さんの企業にも挨拶はしましょう。
そこから「◯◯さん、会社が変わってもこの仕事お願いできますか?」と言われることがあります。

一緒に仕事をしたことがある人は、チームであってもお客さんであっても貴重な存在です。大切にしましょう。

フリーコンサルエージェントに仕事を貰う

世の中には、フリーのコンサルタントに対して仕事を発注する業者がいます。

具体的には、Professionals On Demand(POD)といったサービスです。



私も登録していますが、案件情報はよく流てきます。

実際にどこのファームも人手不足ということもあり、コンサル会社からのヘルプ的な案件もあれば、コンサル出身者が正規のファームに頼むよりも安く頼めるならそれで十分と考える事業会社からの案件もあります。

普通に月100万円以上稼げますので、生活するには十分です。(コンサルのタイムチャージ考えるとそんなに不思議な数値ではないですよね?)

フリーコンサルとして働きつつ、自分がやりたい事業の準備を進める方も増えています(私もかつてそうでした)。

自分のツテで仕事がなくてもコンサルタントを必要としている企業はいくらでもいるのです。

業務内容は?


業務内容に関しては、ホント様々です。

週1回でアドバイスするようなものから、研修系(ロジカルシンキング、M&A、ファイナンス)だったり、M&Aのサポートだったり、M&A後のPMIのサポートだったりと多岐に渡ります。このあたりはそれまでいたファームの延長線にあると思って差し支えありません。

実際に私は、かつての先輩からの紹介である商社でM&Aのサポートのお手伝いをさせて頂きました。
その中で若手の社員さんがM&Aを実行していく上でキャッシュフローとバリエーションの概念が弱かったので、研修を提案したら受け入れてもらえました。

こんな感じで縁を頂いた企業に対して提案しながら仕事は作っていけばなんとでもなります。

独立資金は必要か

独立するにあたっての開業資金ですが、正直、コンサル業務をやるのであれば、まったく必要ありません。
私は最初は恐かったので、5年間ぐらい何もしないでやっていけるぐらいの資金を溜め込んで独立しました。

しかし、普通にコンサルの仕事を受注すればキャッシュフローは回るようになるので、溜め込んだ資金は全く役に立たずに無駄に終わりました。

逆にこの時の気付きとして、稼ぎとしてキャッシュインがないとどんなに資産としてキャッシュを持っていても心が穏やかではないということです。BSにドッサリとキャッシュがあってもPLが赤字だったら精神衛生上はよくないわけです。自分がキャッシュフローがない状態でのほほんと暮らせるほどお気楽な人間ではないということがわかりました。それがわかっただけでも、赤字のベンチャー企業の社長の気持ちがわかったし、黒字であることの重要性が実感としてわかりました。

個人差はあると思いますが、お金の心配をするようでしたら仕事を受注してそこから広げましょう。

まとめ:新たな事業を始めるよりはハードルが低い

今回はコンサルにピックアップして考えましたが、投資銀行やその他のプロフェッショナルファームであれば、同じことが言えると思います。

絶対に仕事はあります。

仕事がなくて途方にくれることは絶対にありません。少なくとも以前の会社で活躍して一緒に働いた仲間たちと今も会える関係にあるのであればなんとでもなります。まだ組織に属している現役の皆様は、とにかく不義理の無いように最高のパフォーマンスをすることを心がけてください。それが未来の仕事に繋がります。

また、自分でベンチャーを立ち上げようとお考えの方もコンサルとして日銭を稼げることは知っておくと良いでしょう。

迷っている方は思い切って今の会社を飛び出してみましょう。人生なんとでもなります。

以上「コンサル会社辞めてコンサルタントとして独立するとどうなるのか」でした。

注:
どうしても不安があるようでしたら、試しにフリーコンサルに登録してみて、送られてくるプロジェクト情報を見ながら雰囲気を感じ取ってみてください。

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コメント

  1. […] ちなみに、独立するとどうなるかが気になる人はこちらを参考にしてください。 […]

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  3. […] その後、事業会社の経営企画部門に転職して活躍したり、ベンチャーに行ったり、自分で起業したり様々です。 […]

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