コンサルから転職を繰り返すキャリア迷子にならないための「問い」の話

こんにちは。

コンサルタントも経験値を積み上げてくると、転職を考えるタイミングがやって来ます。

ポストコンサルのよくある転職先としてあげられるのが「PEファンド」「事業会社の経営企画室」「ベンチャーCXO」「起業」。

これらのどれかを選ばれた先輩方も多いでしょう。

先例に学んでいろんな選択肢を横目に夢を膨らませるのもいいのですが、その転職に対する「問い」を理解せずに「解」を急いでいませんか。

コンサルが売るのは常に「問い」ですよね?

今回は、コンサルタントの転職に伴う「問い」について考えてみたいと思います。

キャリア迷子あるある


以前、投資銀行からコンサルを経て投資ファンドに転職した方がこんなことを言ってました。

コンサルくん
迷子くん

ファンドもそろそろ飽きてきたし、意外と自由にできないから次は事業会社にいってみようかなぁ。

 

ただ、給料とかの条件面は落ちるのがなぁ、、、

 

コンサルや投資銀行といったプロファームからキャリアをスタートさせた方で、次は投資ファンド、次は事業会社、次はベンチャーみたいに転職を繰り返しちゃう方がいらっしゃいます。

こういった方は私からはキャリア迷子に見えてしまいます。

「経営をやってみたい」という考えがベースにあって、そういうポジションとの運命の出会いを求めてさまよう。

こういったキャリア迷子に陥っている人に共通しているのは「雇う側」or「雇われる側」という視点が抜け落ちていることでしょう。

本質的には「雇う側」として経営をやりたいのに、ベンチャーや事業会社に良いポジションで転職して「雇う側の一員」(≒経営陣)になったつもりが全然そうじゃなかったと言って転職を繰り返します。

入社の時点で採用面接を受けて雇用契約を結んで入社しているのですから、どんなに立派な経歴であっても、経営側の仕事をしているように見えても「雇われる側」です。

雇われている限り雇う側の意向を伺わなくてはいけませんし、社内政治は絶対におこります。

「雇う側」と「雇われる側」の視点がないとハイスペックキャリア迷子に陥って、時間を無駄にしてしまいます。

勘が鋭い皆さんは、正しい「問い」が何かはもうおわかりですよね?

正しい「問い」は「あなたは雇う側(経営者)として働きたいのですか?それとも雇われる側で働きたいのですか?」です。

「問い」に対して「解」を出した人達の話

知人の事例:いろんな業種を経験した人が達した境地

私の友人であり、ベンチャー、M&Aアドバイザー、PEファンド、コンサルを経て独立した人が実際に言っていた話です。

コンサルくん
先輩社長

俺はファンドもコンサルも事業会社もM&Aアドバイザーも起業も経験したけど、本質的にはプロファームだろうが事業会社だろうが顧客のことを考えて仕事をすれば一緒。違いなんてない。
 
もっとも違ったのは起業。
 
雇われる側から雇う側になったら、明らかにいろんな緊張感が違う。

 

頭では理解できても実感がないとリアルに感じられないものの代表例が「雇う側」と「雇われる側」の間にひかれた境界線です。

先輩社長も自ら体験して初めて理解できたとのことでした。

俺の事例:内定後に気付いた「問い」


私がかつて転職活動の末、事業会社に内定を頂いて、条件交渉をする為に会社を訪問した時の事です。

面談中に先方の面談ログの書かれている書類がチラッと見え、そこに「仕事が出来そう、使えそう」とコメントがされていました。それを見た際に強烈に目が覚めました。

「ああ、やっぱり俺は雇われる側なんだ」と。

キャリア的にPEファンドからコンサルという経営陣の景色が見えやすい場所で働いてきたつもりでしたが、そんなのは自分の思い込みであって、採用する側は違う論理で動いていることを実感しました。

ここで「問い」である「あなたは雇う側(経営者)として働きたいのですか?それとも雇われる側で働きたいのですか?」に気付きました。自分がやりたかったのは自分がオーナーとなって働くことであり、雇われることではないと「解」も同時に出ました。

ここで「問い」がわからずに、転職していたら未だに裁量の少なさにストレスを感じるキャリア迷子だったかもしれません。

ビズリーチの敏腕転職エージェントだって教えてくれない視点


世の中の転職エージェントも雇われている方が多いので雇う側の視点はそこまで持ち合わせてはいません(皆無とは言ってない)。

転職エージェントのポストコンサルキャリアのページで起業に関する選択肢がまれに掲載されていますが、その薄っぺらい内容を見るとよくわかります。(転職させてなんぼの商売ですし、エージェント自身が雇われる側しか経験したことがない方が大半なのでしょうがないと言えばしょうがないのですが、、、)

しかし、プロファーム出身者の優秀で仕事が出来る人達の潜在的かつ本質的な悩みはこの部分が多いです。

にも関わらず、とりあえず東大、とりあえず給料が高そうなコンサル・投資銀行で来てしまった人は、この部分が見えていない人が多い気がします。

転職を考えはじめた際に、「コンサルキャリアをテコにして次は事業会社の経営企画かなぁ〜」となんとなく考える前に自分に対して問い詰めて、「雇う側」or「雇われる側」対する答えを出してみてください。

「問い」がわかると初めて見えてくるポストコンサルキャリア

「問い」が見えてくると先輩たちが選んだ進路が立体的に見えてきます。

ポストコンサルキャリアはこんな全体像になるのではないでしょうか。

コンサルタントの転職先

出所:激務の心得作成

皆さんは、

サラリーマン(≒雇われる側)として限られた裁量の中で社内政治を含めて仕事をする事を希望しているのでしょうか?

それとも

くだらない社内政治から開放されてオーナー(≒雇う側)として事業に取り組んでみたいと考えているのでしょうか?

この視点が無い中で転職すると勤務形態や会社のカルチャーといった表面的な部分が若干変わるだけで本質的には何も変わりません。

事業会社だろうがコンサルだろうが投資銀行だろうがPEファンドに行こうが、自分の仕事に対する意識は大きくは変わりません(事業会社だから仕事に対して手を抜いてもいいとかないですよね?プロとして仕事しますよね?)。

事業会社にいってもスピード感と周りの人間のスペックが異なるだけで本質的な変化はありません。

逆に言えば、最初の「問い」である「あなたは雇う側(経営者)として働きたいのですか?それとも雇われる側で働きたいのですか?」に対して「解」が出ているのであれば、キャリア迷子にならずに次のキャリアを歩めるでしょう。

まとめ:コンサルから転職を考える前に「問い」について考えよう


いつか経営をやってみたいと思ったことのあるコンサルタントの皆さん、それって社長のことですよ。

CFOとかCXOとか社長じゃないですからね。

サラリーマン型事業会社に入社しても社長まで出世するのも物凄く大変ですし、社長になれるとも限らないですから。

わかりますよね?

オーナー系企業なんて説明するまでもないですよね?

まずは「問い」に対する「解」を明確にした上で、転職先は考えましょう。

この視点が無いとどんなに優秀な転職エージェントに出会っても有効に使いこなせませんし、いずれ同じことの繰り返しが発生します。

「問い」に対する「解」が出た方は転職エージェントに接触してみましょう。

起業を選択した方も将来、エージェントを使う可能性も出てきますし、フリーのうちに就職活動を装って将来、競合になりそうな企業に接触することも出来る可能性があります。ぜひエージェントを使いこなしてみてください。

ここまで読み進めるような方は、真剣に転職をお考えの方でしょうからガチ系の↓のエージェントをおすすめします。

コンサル転職、ポストコンサル転職特化型のアクシスコンサルティング

リクルートがビズリーチを本気で越えようとして真剣度が違うキャリアカーバー

条件を落としたくない人向けには1000万円以上の求人に特化しているランスタッドに登録すれば十分かなぁと思います。

ビズリーチは既に登録している方も多そうなのであえて紹介しませんでしたが、まだの方はあわせてどうぞ。

ただし、キャリアカーバーやランスタッド等のヘッドハンター型のサービスはヘッドハンター依存になることもあり、「すぐに転職する必要はないが、良い求人があれば応募したい人で年収が500万円を超えている方」は、時間があるときに登録しておいたほうが良いです。

「いつか誰かが声を掛けてくれるかも」と待っていてもヘッドハンターもやって来なければ、オーナー社長が声を掛けてくれることもありません。

また、どんなに優秀なヘッドハンターでも自分のタイミングで良い求人情報を持ってきてくれるとは限りません。

まずは自分からアピールして、転職市場に対してフラグを立てることから始めましょう。

以上「コンサルタントが転職前に考えなくてはいけない正しい『問い』の話」でした。

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