転職エージェントが教えてくれないポストコンサルタントの転職先


経営コンサルタントも投資銀行もその業界でキャリアを全うする人は超レアです。もちろん今いる環境でパートナーになるという選択肢もありますが、99%の人はそれ以外の選択肢を選んで生きていきます。今回はポストコンサルキャリアに絞って考えていきたいと思います。

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まずはポストコンサルキャリアの全体像を抑えよう


世の中に出回っているポストコンサルの転職は主に下記の様な認識になっているでしょう。これは私が、転職エージェントのサイトコンテンツやその手のブログを読み漁ってまとめてみた結果です。

コンサルタントの転職 〜一般論〜

  • 大手事業会社
    • 経営企画
    • 事業開発・新規事業系
    • インハウスコンサル
  • ベンチャー
  • ファンド
  • 同業他社
  • 起業

出所:「ポストコンサル 転職」の検索で引っかかった上位10サイトを参考に激務の心得作成

ベンチャーと起業を一緒に考えていたり、事業会社の部分はやたらとたくさん情報量があるのに起業のパートが薄っぺらかったりと情報に隔たりがあるようです。いかにもサラリーマン型MECEにしか見えません。転職エージェントもサラリーマンなので、このフレームワークで考えがちです。しかし、コンサルタントが本来潜在的に持っている思考にフィットする考え方はこちらでしょう。(潜在的なのでこれをみてもしっくり来ない人もいるけど、)

コンサルタントの転職 〜激務の心得版〜

  • 雇う側
    • 起業
  • 雇われる側
    • サラリーマン型事業会社
    • ベンチャー・オーナー系企業
    • ファンド
    • 同業他社

出所:激務の心得作成

経営コンサルタントの多くは経営者に多かれ少なかれ憧れを持っています。

「いつかは自分で会社を経営してみたいなぁ」と。

しかし、経営コンサルタントとしていくら経験を積んで経営的な事を学んだつもりになっても経営はやっていないのです。この事に気付いて実際に起業を考える人もいれば、サラリーマン型組織やオーナー系企業の社長に近い所で経営をするという幻想を追い求めて転職する人もいます。

サラリーマン型の転職エージェントからはこの視点が出てくることは稀です。(転職エージェントの大半は雇われ側だし、起業されても儲からないので当然なのですが。)起業の視点も含めてアドバイスをしてくれる転職エージェントがいたとしたら、本気で親身になって考えてくれる凄い方なのでその人にいろんな友人を紹介してあげましょう。きっといい仕事をしてくれるはずです。

話が少しそれてしまいましたが、雇う側・雇われる側という2つの軸を中心にそれぞれの選択肢について考えていきましょう。

雇う側


雇う側と雇われる側は、180度違います。雇う側には労働基準法も無ければ安定したボーナスもありません。その代わり裁量があります。両方経験した人に聞いてみてください。

起業

私は紆余曲折あってポストコンサルから起業を選びました。
若い頃は、私も皆さんと同じようになんとなく「ハンズオンやってみたいなぁ」とか「経営やってみたいなぁ」とフワッと考えていました。今考えると非常に浅はかです。その考えの延長とまわりの同僚やOBの方々が事業会社の経営企画に転職している姿をみて、そういうもんなんだろうと勝手に思っていました。実際に転職活動をしてサラリーマン型の事業会社やオーナー系事業会社にいって面談をし、内定を出して頂いた企業もありました。しかし、転職活動を通じて、自分で経営をやるってことは自分で会社をやらない限り無理だと気づきました。

それからどうやって起業するか考えるようになるのですが、このあたりまで考えが至ると就職の条件である年収◯◯◯◯万円とか社長直轄のポジションと言った話はどうでもよくなり、実に小さい話の中で悩んでいるのだろうと達観出来ました。

私のようになんとなくでも「経営やってみたいなぁ」とか「ハンズオンやってみたいなぁ」と考えている人は起業という選択肢を考えてみてください。イメージわかなくてもそういう選択肢もあるという程度でも構いません。現在は人手不足な世の中なので、コンサル経験者の働きぶちはいくらでもあります。
少しでもその気がある方はチャレンジしてみてください。

こちらも参考にしてみてください。

ポストコンサルに限らずプロフェッショナルファームで一定年数働いた方の95%以上は転職します。(残りの5%未満はパートナーとして残留を想定...

事業のネタはあるのか、、、あるじゃねぇ、自分で探すんだよぉ!

事業のネタなんていくらでもその辺に転がっています。

コンサルのプロジェクト内でいろんな業界構造をスタディーしてこうしたらもっと健全になるのになぁみたいな事を思いつくこともあるでしょう。もちろんプロジェクトじゃなくても構いません。日常生活で自分が感じることをビジネスとしてやってみればいいじゃないですか。

思いつかないようなら起業は向いていないからやめましょう。

それでも起業して経営したい人は、独立してフリーのコンサルタントでもやってみてください。フリーでコンサルやることも立派な経営です。自分の稼働率とキャッシュフローを見つつ、自分の資金でリスクをとって行うことで経営の厳しさ、スタートアップの大変さがわかるはずです。

雇われる側


ここからは一般論として出回っている意見とそれほど大差はありません。

サラリーマン型事業会社


事業会社でも具体的には、経営企画だったり新規事業開発だったり、大企業のインハウスコンサルが主な転職先です。大企業すぎるとサラリーマン的な内部調整と根回しに時間がかかり、経営の手触り感が感じられることは無いでしょう。それでも看板の大きさと動かせるお金の大きさは起業やベンチャーとは桁違いですので、組織のアホさ加減を居酒屋でぐちるような絵に描いたようなサラリーマンに陥ることなく、ダークサイドスキルをフル活用して組織を動かすことに四苦八苦しましょう。
ダークサイドスキルはこちらを参考にしてください。

コンサルや投資銀行や投資ファンドといったプロフェッショナルファームでの激務な日々に疲れてしまった30代の出来るビジネスパーソン。 ...

クライアントの事業会社

また、コンサル時代のクライアント先の事業会社から転職のオファーを受けることもあるでしょう。そんな時はこちらを参考にしてみてください。外部の人と内部の人では見える景色と社内での発言の与える影響度合いも違ってきます。

コンサルタントをある程度やっているとクライアントから「うちに来ない?」と誘われることがあります。投資ファンドや投資銀行でももちろんあるでし...

雇われる側:ベンチャー・オーナー系企業

ベンチャー企業と言うと今風で格好良く聞こえますが、言い換えればオーナー系の中小企業です。オーナー系企業において経営者は社長です。絶対です。中途採用で外部から来た人が経営を出来ると思ったら大間違いです。あくまで社長のサポート役という立場を忘れないようにしてください。勘違いして、社長と対立するような事があってはいけません。その時はあなたが辞めるときです。社長との相性を見極めた上で転職してください。

ファンド

王道過ぎてもはやつまらない感が出てきてしまっている投資ファンドです。投資ファンドはあくまで投資業であって、顧客はファンド出資者です。評価指標はIRRのみと思ってください。どんなに素晴らしい業務改善を投資先でやったとしてもIRRが全てです。経営が出来ると思ったら大間違いです。詳しい解説はネット上にたくさん出回っているからそちらを参考にしてください。

同業他社のコンサル

これももはやここで語る必要はないでしょう。ポジションや待遇、ファームのカラーが変わるのでしょうが、現役の方の方が詳しいでしょうし、自己判断でお任せします。

まとめ:あなたがやりたいのは社長なの?サラリーマンなの?どっち!?


いつか経営をやってみたいと思ったことのあるコンサルタントの皆さん、それって社長のことですよ。CFOとかCXOとか社長じゃないですからね。サラリーマン型事業会社に入社しても社長まで出世するのも物凄く大変ですし、社長になれるとも限らないですから。わかりますよね?オーナー系企業なんて説明するまでもないですよね?

まずは自分のスタンスを明確にした上で、考えましょう。

この視点が無いとどんなに優秀な転職エージェントに出会っても有効に使いこなせませんし、いずれ同じことの繰り返しが発生します。
スタンスが決まった方は転職エージェントに接触してみましょう。起業を選択した方も将来、エージェントを使う可能性も出てきますし、フリーのうちに就職活動を装って将来、競合になりそうな企業に接触することも出来る可能性があります。ぜひエージェントを使いこなしてみてください。

最初は、ビズリーチとリクルートエージェントに登録すれば十分です。
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