【コンサルから取引先に転職】クライアントから「うちに来ないか」と声を掛けられたら

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コンサルタントをある程度やっているとクライアントから「うちに来ない?」と誘われることがあるでしょう。

その誘いを受けて転職した後に、「良好な関係を維持して長期間にわたって在籍する人」と「短期間で転職してしまう人」と大きく分かれます。

「外部の人」と「社員」では立場も接し方も違ってきます。

このあたりの違いを理解して、せっかくのクライアントからのオファーを残念な形で終わらせないようにしましょう。

コンサル先の事業会社から「うちに来ないか?」と転職を勧められることはよくある

コンサルタントもある程度プロジェクト経験を積み上げ、経験値を重ねていくと

コンサルくん
コンサル

市場調査して計画ばかり作っているのも飽きちゃうなぁ。実際に自分で作った計画なんだから実行の部分もやってみないなぁ

と思うことがあります。コンサルタントは事業戦略を考えて数値に落とし込むことを業務として請け負う事が多く、作った事業計画を自分で実行してみたいと思うのは当然です。このタイミングでクライアントから
 

クライアント
お客さん

この計画の実行を一緒にやらないか?

と言われたら、惹かれることは自然な流れです。

逆に、このセリフを一度も言われたことのない人は、残念ですがこの仕事は向いていないかもしれません。こちらに登録して方針転換することをオススメします。

お互いの条件が擦りあえばディールはダンです。

脱コンサルをして、新たな人生がはじまります。

コンサルから事業会社への転職における成功・失敗パターン

この黄金の転職コースを辿ってもうまくいくケースといかないケースがあります。

転職成功ケース

コンサルくん
社長さん

社員になったんだから言うこと聞いて頑張って働いてね。ちょっと給料高めに出したし、僕の手足となって活躍してほしいなぁ。

コンサルくん
元コンサル

コンサル上がりで多少条件も考慮してもらったけど、所詮社員だし、オーナー企業みたいなもんだから上手く立ち回らないと自由に動けないよなぁ。

 

最初から好き勝手に動けるわけはないし、とりあえず信頼を積み上げて自分が自由に動けるようになるポジションを確立しないとなぁ。

お互いがこんな想いであれば転職は成功に終わるでしょう。コンサルくんが事業計画に固執せずに、オーナー企業で上手く立ち回らなくてはいけないことをちゃんと理解していれば問題はおこりません。

転職失敗ケース

コンサルくん
社長さん

社員になったんだから言うこと聞いて頑張って働いてね。ちょっと給料高めに出したし、僕の手足となって活躍してほしいなぁ

コンサルくん
コンサルくん

事業計画立てたの俺だし、自分でやってみたかったんだよねぇ。

社長(もしくは偉い人)採用だから当然任されるし、戦略コンサル出身でスキルも高いし、周りの人も一目置くから動きやすいはず。

取引先コンサル会社の一員としての立場と一社員としての立場では当然違います。社長の接し方も変わります。コンサル気分が抜けないで転職するとだいたい失敗します。

正論と論理を振りかざして組織が動くのであればこんなに簡単な事はありません。

このあたりのマインドセットを変えられない人が転職に失敗すると「コンサル出身者は、口では偉そうな事言うんだけど実際にやらせてみるとダメなんだよなぁ」と陰口を叩かれ、コンサル業界の評判を落とします。

コンサル出身の事例ではないけど、立ち回りが下手だとトヨタでもこうなります。優秀なだけじゃダメなんです!

事業計画の実行フェーズまでやりたかったら起業するしかない


うまくいかないケースのように作成した事業計画の実行フェーズまでやりたい人は起業しましょう。

あなたがやりたいのは事業計画の実行フェーズではなくて、オーナーシップを持って事業をやってみたいだけです。

自分で社長をやる以外に解決策はありません。既存の企業という器を使うのではなく、まっさらな状態からやってみてください。いろんな会社でチャレンジして迷惑かけて無駄な時間を過ごすよりも起業しましょう。

社畜コンサルになるのであれば失敗してもいいから転職してチャレンジしてみよう


とは言え、クライアントから「うちに来ないか?」と言われたら悪い気はしません。

ちょっとは行ってみたいなぁと思ったら、思い切って転職してみてはどうでしょうか。

違ったらいつでも辞められますし、その後、起業しても問題ありません。サラリーマンであればいつだって戻ることは出来ます。そうやって声をかけられるぐらいであれば、コンサルOBのセーフティーネットであるフリーランスのコンサルタントとして仕事すれば十分食っていけます。

実行フェーズをやりたいというアツい想いを見た目の高い給料で殺されて、社畜コンサルとして今の会社に残留して、社畜パートナーを目指したって生活も仕事も今と変わりませんよ。(パートナーになれるかわからないし)

逆に、いきなり起業する自信が無いからベンチャーで修行するのはおすすめできません。ベンチャーこそオーナー企業であり、自分の思い通りになんて進みません。その上、給料は安いです。そんな危うい環境でチャレンジするなら、You、自分でやっちゃいなよ!

まとめ:転職でも起業でも恐れずにチャレンジを


コンサルあるあるの“計画の実行フェーズをやってみたくなる問題”ですが、問題の本質は自分でオーナーシップを持って事業をやってみたいという想いです。

その想いがかなうオファーなのか、起業した方がかなうのかを見極めた上で、判断してください。

私はこの答えに気づくのに10年以上の時間を使ってしまいました。同じように実行フェーズをやってみたい人は、私のように遠回りをせずに、起業なり転職なりのチャレンジを積極的にしてください。

「うちに来ないか?」とオファーが来た時に、”自分がやりたいことは転職と起業とどちらの方がやりやすいか”を考えて選択しましょう。

以上、「コンサルの転職先としてクライアント事業会社!?「うちに来ないか」と声を掛けられたら」でした。

おまけ:オファーをもらって迷っているなら相見積もりだ

クライアントから声をかけてもらったけど、どうしようか悩んでいる人は良い機会ですので、転職市場を眺めてみるのをおすすめします。ぜひ、その手の転職サービスに登録してみてください。登録するのがめんどくさいかもしれませんが、登録するメリットは3つあります。

  • 内々定がある状態であれば、本当に興味がある先だけに絞った転職活動ができる
  • 転職エージェント側も内々定を持っている状態であれば、急いで本気で動いてくれる
  • 他社からも声がかかっていることを匂わせればクライアントからも良い条件を引き出しやすくなる

仕事をしていて一社購買よりも相見積もりを取ることを勧められたり、クライアントに勧めたりしますよね??あなた個人も一緒でせっかくの機会ですので、相見積もりを取りましょう。

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内定がある状態ですとガチ系エージェントが本気で動いてくれます。

少しでも迷うようでしたら後で後悔しないためにも、現在の転職市場は自分の目で覗いておきましょう。

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コメント

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