コンサル出身者が事業会社に転職する際に評価されないけど主張しがちなこと


コンサルタントを卒業して事業会社に転職する人は多く、4割ぐらいはポストコンサルキャリアで事業会社を選択すると言われています。
そんなコンサル出身者が事業会社に転職する際に陥りがちな罠が、キャリアに対する認識です。

もちろん、コンサルキャリアが事業会社に前向きに評価されることは言うまでもありません。
しかし、事業会社から見るとあまり評価しないことをアピールする人が多いです。このギャップを正しく理解した上で、事業会社への転職を考えてみてください。

転職時に評価されないけど主張しがちな2つのこと

コンサルタントは自己アピールが上手と思われがちですが、本当にそうでしょうか?
自分本位でわかりやすく伝えるのは得意でしょうが、相手の欲しい情報に沿って自己アピール出来ているかは甚だ疑問です。

特に事業会社への転職の際にアピールしても刺さらないことは下記の2つです。

コンサルでこなしたプロジェクトの数


職務履歴書に長々とこなしたプロジェクトを書かれる方がいらっしゃいますが、何件こなしたかはあまり意味がありません。(もちろんスカスカでは話になりませんが)

「いろんな業界のいろんなプロジェクトに参加したので応用が効きまっせ」と主張したいのでしょうが、事業会社からの視点に立って考えると件数自体はあまり意味がないのです。

わかり易い例をあげるとある男性から「これまでに100人以上の女性を抱いた」と自慢されたらどうですか?数字自体には何の意味もないですよね?ゼロだと流石に「うっ」となりますが、ある程度経験値があればあとは同じです。

コンサルに限らず投資ファンドから事業会社に転職する場合も同様に考えることが出来ます。何件投資を実行して、いくら回収した的なアピールするのは事業会社にとってはその部分を評価したいわけではないので、そんなことをアピールしても意味がないのです。

コンサルを通じて得られた業界の深い知見


また、○○業界に関しては詳しい的なアピールもあまり役に立ちません。
転職しようとしている業界と異なれば全く意味をなしませんし、例え同じであったとしてもその業界で働いている人の方が詳しいという自負がある人も少なくありません。

自分本位で出来ることを積極的にアピールしたって何の意味もないのです。

〇〇業界に詳しい的なアピールが通じるのは証券アナリストぐらいじゃないでしょうか。

事業会社に転職時に評価されること

では、事業会社でコンサル出身者が評価されることは何でしょうか。

コンサル出身者が評価されるポイントは、PJをやりきった経験です。

コンサルタントとして頭を使って、思考し続けて、成果をキッチリとあげたタフな経験こそに価値があります。コンサルタントとして出来ることは全てやりきったという自信こそが評価されるポイントです。

逆に言えば、それが一定程度満たされてしまうとそれ以上コンサルワークを続けていても評価されるポイントは増えません。

コンサルを長くやっているとだんだんわかってくると思いますが、ある程度プロジェクトをこなすことが出来たら、そこから先は良くも悪くも単純作業の繰り返しです。
「ああ、今回はこのパターンか」といったレベルで知見が積み上がってきた頃には、コンサルスキルとしてはそこで完成です。

転職に際して、求められる能力としては完成しています。

もちろん、地味なスキルの改善ポイントはあるでしょうが、そのまま続けても知見やノウハウの蓄積というよりも時間の浪費という負の側面が強くなってきます。

事業会社に転職を考えている人は、事業会社に評価されるだけの経験が蓄積された段階でアクションに移りましょう。それ以上に経験値を積み上げても、プロジェクトの件数と業界への深い知見しか自慢するモノが得られませんよ。

まとめ:転職でアピールすることは相手が求めていることをしよう


事業会社に転職を希望している方は、コンサルタントがなぜ事業会社で求められているかをよく考えましょう。
決して、たくさんのプロジェクトを経験したとか〇〇業界に詳しいとかではありません。

この点に気づかないと、似たようなコンサルワークをして、あまり事業会社で評価されないノウハウをためながら、ちょっと良い給料で飼いならされてしまいます。
そんなことで時間を浪費するのではなく、さっさと次のステップにさっさと進みましょう。

また、転職する際に転職エージェントがこのあたりをまった理解していない担当者であったら必ず変えてもらいましょう。
CAREERCARVERJACリクルートメントビズリーチあたりであれば大丈夫だと思いますが、事業会社が求めていることを理解していない転職エージェントは単なる情報屋です。

相手の想いを正しく理解をした上で、希望する事業会社に転職してください。

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