事業会社に転職する人必見!ダークサイドスキルを用いてサラリーマン組織で活躍せよ


コンサルや投資銀行や投資ファンドといったプロフェッショナルファームでの激務な日々に疲れてしまった30代の出来るビジネスパーソン。

とにかく優秀で全社を俯瞰的に見ることが出来る即戦力な人材が欲しい事業会社の経営企画。

この2つの思惑が一致することが非常に多くあります。ポストコンサル・ポスト投資銀行・ポスト投資ファンドのキャリアとして事業会社の経営企画で働くという王道の転職です。そんな王道の転職であっても、プロファームと事業会社の仕事に対する考え方や時間感覚、周りの人のキレの良さといった視点でギャップに馴染めずにプロファームに出戻る方もいらっしゃいます。

今回は、主にプロフェッショナルファーム出身者が事業会社で渡っていくためのダークサイドスキルについて学んでいきましょう。

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君はダークサイドスキルを知っているか?

ダークサイドスキルって言葉をご存知ですか?

フォースを操るものが恐れや怒りや欲望に負けてしまった時に落ちるアナキン・スカイウォーカーがなったアレじゃないですよ。と言いつつも、フォースに近いものはあるか(ない)

単体で語っても分かりづらいので対極として語られるブライトスキルとあわせて説明しましょう。

ブライトスキル

  • ロジカルシンキング
  • 財務・会計の知識
  • プレゼンスキル
  • 資料作成スキル
  • 営業・マーケティングのスキル
  • 語学力

ダークサイドスキル

  • 人や組織に影響を与え、動かす力
  • 空気を支配する力
  • 人を正しく見極める力
  • 厳しい意思決定を断行出来る力

出所:ダークサイドスキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

ブライトスキルは受験勉強と同じでもっとも簡単に結果が出ます。現実世界のように変数が多くあるわけではないので誰でも結果は出せます。出ないんだとしたら、やり方が大きく間違っているか、やっていないかのどちらかです。逆にダークサイドスキルのようなものは正解がないので、努力する方向性から考えなきゃいけないから難しい。だからこそ順風満帆な受験エリートや英語とMBAだけ野郎の多くはココで躓いてしまうのです。

現実の世界はもっとキワドイ切った張ったの仁義なき世界なので、ダークサイドスキルのような人間力が問われます。

ロジカルバカが現場で通じないわけ


高学歴でMBAも持ってすごい経歴なんだけどイマイチ使えない人材って身近にいたりしませんか?もしくは、頭でっかちな外資系コンサル出身者が現場ではまったく使い物にならないみたいな話を聞いたことありませんか?

あるあるネタですね。それって言い換えると人や組織に影響を与え、動かす事が出来なかったり、厳しい意思決定を断行出来る力がなかったりすることであって、即ちダークサイドスキル不足なのです。

そういう人は、正論をストレートに可愛げもなく言いがちです。それで思うように物事が進まないと「アイツらは頭が悪いから困るな」と見下し始めます。それを続けていると一部の上司に気に入られて、部下には慕われず、同僚には好かれず、居心地が悪くなってやめていきます。辞めたあとも「頭悪すぎて辞めてやった」と言い続け、次の職場でも同じ事を繰り返します。

ロジカルシンキングや正論だけで物事が思うように動いたら苦労はしません。そんなもので組織が動かせるのは、1ヶ月以内の資金繰りショートが見えていて、毎日銀行マンが会社に押し寄せて来て、新しい株主が真面目に投資を検討している何か大きな変化が起こりそうな数週間といった極めて限定的な期間だけの話です。

リストラだって正論だけでは出来やしない


リストラに必要な人員数をロジカルに算出するのは誰だって簡単に出来ますが、実際に実行して人を減らすのはその何倍も大変です。工場閉鎖や赤字事業の撤退もそうです。論理的には閉鎖したり撤退したほうが良い事は大抵の人は気付いているのです。それでもなかなか実行出来ない(特に日本のサラリーマン型企業)。

いざ実行しようとしたら、本社の工場閉鎖や撤退の責任者が現地に赴き、現場の責任者と話します。当然、抵抗されます。それでもめげずに話して説得します。数値と理詰めで説明すれば納得する人もいるでしょう。次のポストが提示されれば納得する人もいるでしょう。3日間連続で飲みに行って、相手の話をすべて聞いて、泣きながら「それでも頼む」とお願いして「あなたがそこまで言うなら仕方ない」と納得する人もいるでしょう。人それぞれです。

リストラ、工場閉鎖、事業撤退の裏には、メディアでは絶対に報道されないこういった話が必ず隠れています。ダークサイドスキルの本の中の言葉を借りるなら、論理ではなく情理です。そういうものなのです。所詮、“論理的に正しい”ことは物事を構成する半分程度の事であって、残りは情だったり人の想いであり、何事も人の想いや人との関係の中で成立しているのです。

このあたりの関係性や重みを理解せずに、「論理的に考えるとこうだ」とか「数値上はこうするべきだ」と言っても物事は動きません。そこに固執してしまうと“物事が動かない≒結果が出ない≒出来ない奴”となり、鳴り物入りで転職した事業会社での居場所がなくなっていきます。

ダークサイドスキルを磨くには

プリンシプルを持って生きれば、人生に迷うことは無い。by 白洲次郎

ダークサイドスキルを考える上で最初にやらなくてはいけないことは自分自身の大切にしている価値観を理解することです。生きていく上で論理的に物事を考えて結論が出せる事ばかりではありません。最後の最後は好きか・嫌いかで判断することも多々あります。また、自分がもっともストレスを感じること、この一線は絶対に超えてはいけない領域がどの辺にあるかを自分との対話を通じて明確にしましょう。自分の今までの人生を振り返れば答えは見つかるはずです。

某金融機関出身のA氏は、かつてある特定分野のテクノロジーを売りにしていたベンチャー企業に夢を持って転職しました。ある日、そのベンチャー企業で投資家向けに自社製品のデモを行いました。デモは無事に終わりましたが、後日、そのデモの不正を知ると同時に、それに対して悪びれない経営陣の姿を目の当たりにしてしまいました。金融機関出身のA氏としては、どうしても嘘情報でファイナンスをするその姿勢が許せずに辞職しました。これを機に自分自身の絶対に譲れない価値観を認識したとの事です。皆さんも自分の過去を振り返ってみましょう。似たような自分の価値観に触れるイベントは必ず何処かで発生しているはずです。

かの有名な白洲次郎も「プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことはない」と述べています。自分が絶対に譲りたくない価値観がわかっていればブレない軸の通った人生を過ごせるということでしょう。

相手のインセンティブを見抜く

「相手の立場になって考えろ」という言葉を言われたり、どこかで聞いたことはありませんか??社内外問わずビジネスの交渉でも恋愛でもなんでもそうですが、相手の立場や望んでいることを想像出来ないようでは、いつまでたっても人間音痴のままです。巨匠、冨山和彦氏の言葉を借りるのであれば人間は、インセンティブと性格の奴隷なのです。

その奴隷の主であるインセンティブと性格を想像して、理解しようとせずに論理と数値だけで正論を吐いても何も動きはしません。交渉相手がお金を重視するのか、名誉を重視するのか、上司に叱られない事を重視するのかといったインセンティブを見極めましょう。

まとめ:ダークサイドスキルとは人間に対する深い理解


もともとプロフェッショナルファーム出身者はコテコテのサラリーマン社会なんて馴染みません。ロジカルで合理的な世界で育ってしまったんですから当然です。しかし、世の中の実体経済を動かしている99%は、プロフェッショナルファームとは真逆のカルチャーである組織だったりする訳です。そんな実体経済を動かしている事業会社でチャレンジしようと決めたからにはそういう人達を見下したりはせずに、その人達のインセンティブは何か(上司に怒られない事がインセンティブな人が多い気がするけど、、、)どうやったら自分が思うように動いてくれるのかを常に考えて新天地で仕事をしましょう。

ここまで読んで頂いた方の中には、豊富なビジネス経験を積んできた30代のナイスミドルの方が多いことでしょう。ナイスミドルな方であればブライトスキルはあって当たり前です。今持っているブライトスキルの研鑽はそのまま継続して頂き、追加で人間の本質を見抜くダークサイドスキルを身につけて活躍してください(もっと詳しくダークサイドスキルを知りたい人は本を読みましょう)。人間音痴には絶対になってはいけません。このあたりが面倒くさいとかくだらないと思う人は起業した方が向いていますし、きっと幸せになりますよ。

覚悟が決まったら転職エージェントに会って情報をもらおう

これを読んでも事業会社に興味がある人は、転職エージェントに登録して、具体的な情報をもらいましょう。転職エージェントから情報をもらう際には、ポジション・条件・業務内容だけでなく、その企業カルチャーを含めて、どのぐらいダークサイドスキルが必要そうな組織かもあわせてヒアリングしましょう。逆にその部分の情報がなかったら、そのエージェントは切ってしまって構いませんよ。

最初は、ビズリーチとリクルートエージェントに登録すれば十分です。
ビズリーチ
BIZREACH

リクルートエージェント


本格的に転職活動する際には、もう少し転職エージェントの数を増やしてみてください。
よいキャリアを!

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